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■正社員人件費を考える!80万円の人件費削減



人件費削減やリストラを考えるその前に



正社員を雇用するに当たって必要なコストはいくらかかっているかしっかり考えたことがありますか?
せっかくの機会ですから、一緒に考えてみましょう。




当たり前ですが、通常、社員を雇用するにあたっては、
月々の給与や夏冬のボーナスの他に、各種社会保険料が加わります。



ただ、実は、
この社会保険料ってやつがかなりくせもので、負担も大きいのです。

まず、この社会保険の仕組みを理解した上で、
社員採用計画や人件費予算を組んでみることが大事になってきます。



しかし、残念ながら、一般の方は、この制度を細かく理解できないため、
人件費削減対策が後回しになったり、または、損をしていたりしているのが現状です。




通常、会社が正社員を雇う際は、いろいろな労働保険や社会保険に加入しなければなりません。
そして、各保険料は事業者と社員で決められた割合によって負担することになってます。




その社会保険料は、次の通りです。


具体的に見ていきましょう!
(ただし、従事する仕事の種類や内容によって変わります。あくまでも、一般的な保険料率で計算していますので、ご了承ください。)



○労災保険料・・・・・・・賃金総額に対して4.5/1000(事業主全額負担)

○雇用保険・・・・・・・・・賃金総額に対して15.0/1000
               (事業主9.0/1000、社員6.0/1000)

○健康保険・・・・・・・・・月給給与に対して82/1000(40歳未満の場合)
              ・賞与額に対しても82/1000(40歳未満の場合)
               (事業主と社員で折半)

○厚生年金保険料・・・月給給与に対して146.42/1000
              賞与額に対して146.42/1000
              (事業主と社員で折半)

※平成19年5月1日現在




例えば、月給25万円、ボーナス(夏冬)各50万円、
合計年収400万円の条件で正社員を1人雇う場合に
会社が負担する保険料の年間総額を試算してみると501,840円ということになります。


支払う給料とあわせると、

つまり、4,501,840円のコストが掛かることになります。




正社員対アルバイトのコスト比較特別な能力やスキルを必要としない仕事なら、
正社員をアルバイトスタッフに置き換えることで大幅な削減が期待できます。


パートタイマーやアルバイトスタッフであっても、
1日または1週間の所定労働時間及び1ヵ月の所定労働時間・日数が
4分の3以上である場合には社会保険に加入しなかればなりません。



しかし、逆にいえば、この条件を満たさなければ、少なくとも、



社会保険(健康保険・厚生年金)には加入する義務はありません



そこで、時給1,000円で1日5時間、週3日、月12日勤務してくれるアルバイトを5名採用した場合の年間のコストを試算すると次のようになります。



○アルバイト5名の年間雇用コスト
時給1,000円×60時間(月合計)×12月×5名=3,600,000円
労災保険と雇用保険                  =   59,400円
          合計                  =3,659,400円




正社員1名雇用するよりも、
アルバイト5名雇ったほうが、年間コストが安いことになります。




正社員1名の能力やスキルがアルバイト5名分よりも上回るか下回るかは、
具体的な仕事内容や個人差によって判断が難しいですが、
なんとなくで、正社員を採用するのは避けたほうがよいのではないでしょうか。


すくなくとも、正社員の雇用コストが如何に高いかは以上の通りです。


ただし、これはあくまでもひとつの例です。
たとえお金がかかったとしても、パートタイマーではなく、
正社員として採用したほうがよい場合もあります。

自分の会社の状況にあった人材採用を心がけることが大事になってきます。


企業が成長するにはスタッフの充実は避けては通ることができません。
複数の選択肢の中から職種や能力に応じた雇用スタイルをとっていくことが必要なのです。



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社会保険労務士 渡辺 昌利


(全国社会保険労務士会連合会  登録番号 第22050053号)
(静岡県社会保険労務士会  会員番号 第2218254号)

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<有資格:行政書士試験合格・宅地建物取引主任者合格・剣道2段>

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